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思ひで(6)スタジオの空気

英会話学校の10人ほどの生徒達が
ゴスペル・クラブを続けるかどうか考えた。

本気で歌を始めたい集団ではない。
あくまで、英語勉強の延長線上にあったものだ。

しかし、生徒はオフィス街で働くOL達。
スタジオ代を払う事にそれ程の抵抗もない。

せっかく練習してきたものを無駄にしたくない

そして私達は音楽スタジオFLEX(フレックス)
通うことになった。

秋も深まり、そろそろクリスマスの鈴の音が
聞こえてくる頃だった。

ネオンサインのついた細い階段をのぼって
重い扉を開けると

D先生はバンドの録音作業をしていた。

防音された小さな部屋でドラムを叩く。

部屋の外にミキサーで音を調節している人。

今まで見たこともない装置や
タバコの煙り。

自らを表現する欲求に満ち溢れた人達

考えてみれば、
その人たちも、それぞれ職を持ち、
趣味として音楽をしているのだから
そんなに違いがあったわけでは
なかったのかもしれないが

今まで私が知り合ってきた人たちとは
醸し出す空気が違う、と思った。

それから私たちとD先生は
ゴスペル練習を
スタジオフレックスで続ける事になった。

フレックスで開催される
ハロウウィン・ライヴパーティーに
ゴスペル・クラブも参加し、
初舞台もふんだ。

時期を同じくして、私はD先生から
もうひとつ誘いを受けた。

「僕がドラムで参加しているバンドが
あるんだけど、コーラスが辞めてしまうので、
一度やってみないか?」

次回に続く・・・・・

<音楽スタジオ FLEX>
http://www2.odn.ne.jp/flex-oniten/index.html

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