セレッソがJ2に降格してしまい
冷たい雨に打たれ
風邪をひいてしまった
Vo.ヒトミです。。。(T_T)
気分を取り直して!
今週も素敵な本を皆さんにご紹介しましょう!
「神様」 著 川上弘美
1冊が9編の短編で成り立っていて
全部でも200ページほどしかないので
とても読みやすいです。
本の表題「神様」はくまとピクニックに行くお話。
くま、というあだ名の人間ではなく、本物のくま。
人間の言葉を話し、主人公と同じマンションの
3つ隣の部屋に引っ越してくるのです。
おとぎ話のようで、ちっともおとぎ話ではない。
でも、著者 川上さん独特のゆるゆるした
世界観があって、どんどん本の世界に
引き込まれていきます。
タイトルの「星の光は昔の光」は
不仲な両親に心を痛めている、たぶん
小学生であろう男の子「えび男くん」のお話。
夜空を見上げて、星を見つけたえび男くんが
いう言葉が切なくて、あったかくて
とても印象的でした。
「あのね、星は寒いかたちをしたものじゃ
ないと、ぼくは思うな」
「星はね、あったかいよ。
星の光は昔の光でしょ。昔の光は
あったかいよ、きっと」
きっと、と言いながら、えび男君は
鼻をくすんと言わせた。
かぜ? と聞くと、
「違うよ、少しないてるんだよ。
昔の光はあったかいけど、
今はもうないものの光でしょ。
いくら昔の光が届いても
その光は終わった光なんだ。
だから、ぼく泣いたのさ」
もしも、今年のクリスマス一人で
過ごす予定なら、この本をお供に
してくださいね。
ではでは、皆さんは風邪など
ひかれませんように・・・
(こちらの話は左のカテゴリー「ぶれいくたいむ 本」を
クリックすると、続けて読むことが出来ます)
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