おもひで(27)ぱーかっしょん
これは「ウィンドチャイム」という楽器。
きらりん、きらりん、とても美しい音がする。
POCの音楽は静かな曲が多いので
この「ウィンドチャイム」の音色がとても
よく似合う。
ピアノのギリさんに、
「いいパーカションの子がいる。」
と言われ、一緒に演奏してほしい一心で、
オリジナル曲を手渡し、年末のクリスマスライヴで
一緒に演奏してもらうところまでこぎつけた。
しかし、無知なあたしは
そもそも、「パーカッション」という楽器を
よく知らなかった。
もともと英語で「打撃」という意味で、
ドラムとは分けて「打楽器」全般をいうのだそうだ。
年末のクリスマスのライヴのために、
初めてアユちゃんのすごい数の「打楽器」を見たとき、
本当にどれもがあたしの知らない、
未知の楽器ばかりだった。
ドラムのように「スティック」で叩くのではなく
ほとんどの楽器は「手」で叩かれる。
時には、リズミカルに、そして「ココ!」という
絶妙なタイミングで、「ウィンドチャイム」などが鳴る。
そして、これが「ジェンベ」。
ヤギの皮が張られているのだそうだ。
アユちゃんが「パーカッショニスト」になる
きっかけを作った打楽器。
アユちゃんの「ジェンベ」は土の香りがする。
体の芯に響いてくる。それは、耳で聴いてるんじゃない。
体全身で聴いているのだ。響いてくるのだ。
初めて、一緒に演奏したのに、
昔からの知り合いのように、ピッタリとあう。
ギリさんのピアノとアユちゃんの打楽器は
大河に浮かぶ、完璧な船だ。
アタシはただ、それに乗っかって歌う。
それだけで、幸せな気分になれるのだ。
アユちゃんと一緒に演奏したあと
「ぜひ、この人にバンドに入ってほしい!」と
再度、願った。
そして、その年のクリスマス、
初めて3人でライヴ演奏したのだった。。。
(次回へ続く・・こちらの話は左のカテゴリー「思ひで」をクリックすると、続けて読むことが出来ます)
注)写真の楽器は、アユちゃん自身のものでは
ありません。あくまで説明の為に載せたものです。
ああ、こんな事なら、アユちゃんの楽器
ひとつひとつを、写真に撮っておけばよかったーー!
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私はウインドチャイムの音がまったく聞こえません。
バンドやってた後半、急に聞こえなくなりました。
シンバルのハイハットとか鈴とか笛の音も聞こえません。
多分一生聞こえないので、頭の中で思い出してみます。
爆音の中で無理な発声で大声で歌を唄ってはいけません。
あ・・・POCは大丈夫やね(笑)
ヒトちゃんの声とそれらの楽器は合うと思います。
聞こえないのが残念です。
投稿: tonnchi | 2007年6月 8日 (金) 21時35分
そうだったのか・・・
パレスカ解散はそのあたりも
原因になったのかしら。。
ライヴハウスの爆音は
ハンパじゃないもんね。
私も昔は耳をふさぐほどだったのに
今は、平気になってしまった。
着実に耳は悪くなっていると思う。。
職業ではないけれど
職業病みたいなものなのかなぁ。。!
投稿: Hitomi | 2007年6月 9日 (土) 02時31分