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天川村~みたらい渓谷(4)

山の天気はかわりやすい。

あんなにカンカン照りだったのに、少し黒い雲が
青空に浮かんで、少しだけポツリと雨が落ちた。

それでも、私は日傘兼用の雨傘を持っている。
舗装された遊歩道をズンズン進む。

暑いけど、気持ちいいな~。

もっとゆっくり歩きたいけれど
時間は限られている。

できれば、4:00のバスに乗りたいと思っていた。
最終4:25に乗り遅れてしまったら、もうバスはない。
もとの「天川川合」に戻るには、さらに
1時間20分歩くことになる。
そうなると、「天川川合」の最終のバスにも
乗れなくなるのだ。

絶対に「観音峰登山口」にたどり着かなくては!

最初の目印の「オートキャンプ場」が見えた。
いいペースだ。これなら、十分間に合う。

歩いていくと「みたらい遊歩道入口」に辿りついた。
しかし、ここは工事中で通れず、別の道路を
通るように案内所の女の人に言われていた。

通行禁止と書かれた、遊歩道の入り口を見て
少し不安がよぎった。

遊歩道、というにしては、険しそうな道だ。
まさか・・

さらに先に進む。私にはためらっている時間はない。

迂回路から、橋を渡り、遊歩道のコースを進む
場所までたどり着いた。

橋は、人がひとり通れるくらいの幅で
歩くところは、パンチングメタルのような、網状なのだ。
歩くと下の川が見える。

私は実は高所恐怖症である。

「下を見て歩いてはいけない!」

足が震えるが、歩くと橋が揺れるので
ついつい、下を見てしまう。

しかし、橋の真ん中で川を見渡すと
素晴らしい景色なのだ。
ここは、写真を撮らなくては!
震える足で、写真を撮る。

カメラを持つと、手すりから手を離すので
とても怖い。。が、がんばって
写真を撮った。
(アップしている渓谷の写真は私の恐怖の
末の写真なのです。。)

橋を渡ると、そこには
人、一人が通るほどの道があった。
確かに手すりがあったり、階段も作られているが、
うっそうとした、木々が覆われている。

気持ちはとてもいい。

しかし、誰も通っていない。
静まり返った道をひとり歩く。

歩けど、歩けど、誰ともすれ違わない。
さらに、歩くと、くもの巣が体に当たるのが
わかる。
観光客シーズンではないのか?

目には見えにくいが、くもの巣の当たる
感触が次々に襲ってくる。

そこからは、優雅な散歩ではなく
探検隊の気分になってきた。

地図を片手に、くもの巣を払いのけながら
前に進む。

P7240647 急なのぼり道や、道がうまく確保できないところは
橋と同じ、鋼鉄の網に支えられた道を歩く。

この網が落ちたらひとたまりもない・・

ここでケガをしたら、誰も助けを呼べない。

高所恐怖症の私が
ひとりでこの遊歩道を歩くことは
本当に勇気がいった。

しかし、私はもう後戻りできない。
時間が迫っている。
とどまることもできない。

山道を懸命に歩いて、頼りは
地図だけだった。

幸いにも地図はとても正確で
目印を発見するたび、宝物を見つけたように
嬉しかった。

山の中なので、気温はずい分涼しかったが
私は汗を滴らせながら歩いた。

そしてとうとう、一番の名所まで
辿りついた。

P7240646 その美しい滝ったら!!!

車でもその場所へは行けるのだが

歩かなければ
あれほど感動しなかっただろう。

歩いてよかったと本当に思う。
素晴らしい遊歩道だと思った。


くもの巣にひっかかってでも
ぜひ、遊歩道を歩くことをお勧めする!

つづく・・・

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