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サルバドールの幻想

アトリエの窓から 差し込む月の
光が 私を呼んでいる
カンヴァスの香りは いとしい母の
腕にいだかれ 眠るようです

だれもかれも 気づきはしないのさ
私の欲望と孤独を

人は生まれ 彷徨い つながれても
夢見ることを 止めはしない
輝く月 私を誘い出して
今 解き放て 紅き獣よ


裏町のバールは 灯りがもれて
ギターの音色 甘い響き
一人きりの部屋で 絵筆を握る
この静けさが お気に入りです

だれもかれも 気づきはしないのさ
私の喜びと熱望

人は生まれ 彷徨い 傷ついても
夢見ることを 止めはしない
砂漠の砂 私を誘い出して
今 解き放て 紅き獣よ


黒い蟻の群れが うごめく手のひら
私の身体を 蝕んで
アトリエの部屋では 降り続く雨
全てが いつか 水の中です

だれもかれも 気づきはしないのさ
私の悲しみと焦燥

人は生まれ 彷徨い 傷つけても
愛することを 止めはしない
この身体が 朽ち果て 消え去っても
色鮮やかに 狂おしいほど
夢も うつつも 紅き獣よ

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コメント

良い詩ですね。
こんな詩が書けるヒトちゃんが羨ましいなぁ。。
ヒトちゃんは大きくなってゆくね
紅き獣・・が棲んでいるんだね

投稿: t.tonchi | 2011年2月22日 (火) 13時23分

tonchiさま

コメントありがとう!
とんちゃんに褒められると嬉しいなぁheart
ダリになった気分?で資料を集めて
書いてみました。
時代ものを書くときの作家さん気分。。
なかなか溢れ出てこないので、困ります。。

投稿: hitomi | 2011年2月26日 (土) 11時52分

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