りかさん

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「りかさん」梨木香歩

梨木さんが独特な作品を書くのは
わかっていたけれど

りかさん、すっかりはまってしまった

噛めば噛むほど味がするような

1回目よりも2回目のほうが
もっとじわじわと、面白さを感じる

主人公のようこちゃんの
おばあちゃんの言葉が胸に響く

「ものごとに区別をつけていかなくては
ならないよ」

「どうしたらいいの」

「簡単さ。まず、自分の濁りを押しつけない。
それからどんな「差」や違いでも、
なんて、かわいい、ってまず思うのさ」

簡単に、できるといいな

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あやかし草紙

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「あやかし草紙」宮部みゆき

宮部さんの時代物は
どれを読んでも面白い

 

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草雲雀

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「草雲雀」葉室 麟

主人公の栗屋清吾は
剣の達人だが三男で
部屋住みのため肩身がせまい

つらい状況の中で
優しくしてくれた百姓出身の
女中みつを妻にした

家を継いでいる長兄は
武士と女中の結婚を認めない

純粋な二人は周りに負けず
仲睦まじく暮らしているが
やはり長兄は二人に子供が
できることを許さない

そんな中、道場仲間の伊八郎が
筆頭家老になるため
用心棒になれ、という

用心棒になれば、藩の指南役として
独り立ちし、みつと子供を作ることが
できるため、危険な派閥争いに
巻き込まれていく

みつが村から持って帰ってきた
くさ雲雀(小さめのコオロギ)

清吾と伊八郎はお互い補い合い
大切なものを掴んでいく

人はひとりでは生きられない

大切なものがあるから
闘志がわき、真っすぐ立ち向かう
ことができると

ハッピーエンドの草雲雀
あっという間に読めました






 

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はだれ雪

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「はだれ雪」葉室麟

忠臣蔵の外伝のようなお話

浅野内匠頭と最期に言葉を
交わした永井勘解由は
幕府の不協を買い流罪に。
流れた場所扇野藩で紗英と出会う。

赤穂浪士とのやり取り
武士としての生き方と
紗英と出会って紡ぐ思いやりと愛

ハッピーエンドでよかった

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私の美しい庭

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「わたしの美しい庭」凪良 ゆう

何冊か、凪良さんの本を読んだけれど
私が受け止めたものは一貫して
「人は十人十色で、理解しても
わからなくても、認め合う、
自分と同じでないものを否定しない。
そしてその上で、
自分の考えや思いを大切に守る。
それは誰にも踏み入れられない場所」
ということのように思った。

理解することが難しいことも
無理に変えようとしないで。

本のなかで、
「それでも認められないときは黙って
通り過ぎよう。無駄に殴り合って
傷つけあうより、他人同士でいたほうが
まだ平和。」って言葉が刺さった。

ニーチェのことば
事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけです。

また凪良さんの本を
読みたいと思う。

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刑務所の中

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花輪 和一

刑務所の中

リアルな刑務所の生活

技官にトイレや

落ちた消しゴムを拾うために

許可を貰う

「願います」の掛け声

印象的だった

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銀漢の賦(ぎんかんのふ)

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銀漢とは

夜空に輝く天の川

賦とは 早春賦などと同じ

「歌」のこと

名家老と一介の武士と百姓の

友情と人生

人の価値は身分ではない

けれど、どうにもならない

運命があり、それを繋いでいく

世のことわり。

漢詩は少し難しく、

わからないことが多かった

それでも最後まで

引き込まれて読んだ

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ただいま神様当番

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「ただいま神様当番」青山美智子

神様のモデルは
ビリケンさんからヒントを得て
吉本新喜劇の茂じいとは!

神様は、自分の中の自分
インナーチャイルドのようなもの?
「わし、●●すき」とかいうのが
可愛いんよなぁ

朝、バス停で待つ5人にまわってきた
「神様当番」どれもとても面白かった

でも一番よかったのは、
巻末の青山さんと
ずっと表紙をご担当されている
田中達也さんの特別対談

田中さんのことは「ひよっこ」の
オープニングの造形作家さんとして
知っていたけれど、青山さんの表紙を
ご担当されていたこと、
気づいていなかった💦

初心を忘れない こと

アイデアがアイデアを連れてくる
出さなければ、入ってこない こと

「見立て」を大切にされ、コレクション
している気持ちが強い こと

自分の本当にやりたいことを
周りが賛同しなくても、
やっていくこと とか

読めてよかった!

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秋霜

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「秋霜」葉室麟

慈悲と救いの物語と、
巻末の解説の作家さんが
言われていた。本当にそう思う。

元藩主の極悪なこと。
自分の都合に悪いことを握りつぶすため
関係のない子供たちを殺すことも平気。

「春雷」の続きが読めるなんて
多聞様のその後が読めるなんて嬉しい。
多聞様が命をかけて行ったことが
実を結んだことが嬉しい。

楓さまやおりうさんのその後も知れて
よかった。葉室さんの物語に登場する
子供たちは、皆、賢くて真っすぐで
清らかな心の持ち主ばかり。

図書館にたくさん葉室さんの本があって
ほんとに幸せだ。

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流浪の月

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「流浪の月」凪良ゆう

父が亡くなり、母がいなくなり
居場所がなくなった9歳の更紗と
大人の女性を愛せないふみの
2か月の自由な生活 

女児誘拐事件の被害者と犯人と
なってしまった二人

この世界に素直に生きていく場所が
ない人たち

誰もが、そんなふうに思って
生きているのかもしれない
だから、共感されるのかも

滋賀県ご出身の凪良さん
次の本も楽しみ。

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